顔をあげると、だるそうな顔をした司がいた。


「何よ。別にいいでしょ。」


ここは私の家なんだし。


普段ならキレててもおかしくないけど、そんなことをしたらオシャレが台無しになってしまう。


帯を絞めるのに、苦労したんだから。




「そういえば、司は結局、花火大会には行かないの? 」


「友達と行くけど。」


「ふーーん....」


別に興味ないけどね。


私を裏切って、友達と行くなんて.....


なんて腹立たしいの!!!



....って!! 余った時間をどうするか考えてたはずなのに!


邪念は捨てるんだ。