最近、弟が冷たい目で私を見てくるんですけど。




私は改まって、床に正座した。


これだと、ベッドに座っている司に見下ろされている。


気にくわんけど、しょうがない。私はお願いする立場なんだし。






「それでお願いというのは、7月28日の花火大会を、女3人と男3人で行きたいということなんですけど....」


「ふーーん... で?」


「それでですねー、司に中学校の男子をつれてきてほしいのです。」


「なんで?」


「えーと、それは... 私の友達の好きな人がいましてー、それが司の友達のチャラ男くんなんですよ!
だから、その男子をつれてきてくれたらうれしいというか、それが目的というか...」


「あぁ、アイツね。別にいいよ。」