香織、
沙織、
ひより、

の3人は頷いた。


確かに、この学校なら吸血鬼である自分達でも人目をさほど気にせず、やっていけると思った。


因みに、学科は普通科と特進科の二つに分けられており、
3人は特進科に入る事になる。


普通科は魔導師的要素が無いものが、普通に勉強する場所。

特進科からは、魔導師的要素がある者、又は魔導師的要素が発現した者が通う事になる。


特進科は全寮制で、週末や祝日、夏期、冬期、春休み以外は帰宅できない。


そんな環境であると、校長から説明を受けた。


入学手続きを終えれば、3人は晴れて聖ルボルグ学園の生徒である。


3人はそれぞれのクラスへ案内される。



聖ルボルグ学園


都市郊外の山の上に建てられた、静かな学園である。


その寮も、学科近くに併設され、朝は登校してくる普通科生徒と、寮生でごった返す。


見た目は普通の私立学校なのだった。