最後の願い



「いるんでしょ~?」


ヤシマは私を捜す為、

キョロキョロしている。

内心、目が合いそうで動悸が加速する。

私は息を潜める。

ここで見つかるワケにいかない。

また、抗争が激しくなるに違いない。


アイツなら、こんな時どうするのか。


答えが分かりきっている疑問を

ぶつけたくて仕方がない。

どうするかなんて、一つだけ。

私が出て、ヤシマを連れてこの場を

離れて決着をつければ早い。

炎龍にも、翔にも、ヤマトにも、

美緒にも、これなら迷惑を掛けない。


ヤシマはこれが狙いだったのかもしれない

私が狙いだったのかもしれない。