最後の願い



もう、分かんないから…


私は何をすればいいのか。


美緒は翔の胸へと駆け出して行った。

翔は温かな優しい目で美緒を見詰め、

大事に抱き締めていた。

そんな光景を私は呆然と眺めた。

何をするワケでもなく、

動かずに眺めていた。

ただ、冷静に。