『やだよ、カナちゃん。死なないでよ』


『ねぇ、カナちゃん。目を開けて?』


『――…カナちゃんっ!』



『莉緒の所為で!

あんたさえ居なければ平和だったのに!』


『……ごめん』


『謝んないでよ!

謝ったってカナちゃんは戻ってこない!』


『……ごめん』