最後の願い


「リオ、仕事」

「ん」


今日も昨日と同様に紙をもらう。

ただ違うのがひとつ。

ここが学校だと言うこと。

授業をサボって屋上に来ればヤマトが

煙草を吸っていた。

運が悪い…。

北校舎に行けば良かった。

屋上の次に都合のいい場所で、

空き教室が沢山ある。


「なぁ、リオ」

どうしてそんな声を出すのか。

ヤマトは切なそうな悲痛に溢れる声で

私を呼んだ。

その目は私を見ている様で見ていない。

私を通して遠い何かを見ている。