最後の願い





「お父様、お母様、

今までありがとうございました。

カナも沢山、ありがとう。

美緒、泣かないで。

またきっと、会えるからね。

皆様、美緒をお願いします」



泣き疲れてそのまま、眠った私達。

朝日に照され私は

新たなスタート地点に立つ。


この別れは悲しい事なんかじゃない。

美緒は最後までカナの手を潰れるくらいに

握って何も話さなかった。

両親は特に何をするワケでもなく

そこにいた。