最後の願い



目を見開いて驚くことしか出来ない。


母の言葉は空気を振動し、

鼓膜を震わせた。

父は知っていたのか、

いや父の指示かもしれないが。

どうでもいいと言うように、

目を閉じていた。


聞いてみたい事が出来た。

私達の名前知ってる?

父は「知らん、そんなこと」

なんて言いそうだと思った。