最後の願い



母をベッドに寝かせて、布団を掛ける。

どうせ、起きたら忘れている。

私に暴力をしたことも、何もかも。


もう、慣れっこだよ。

何も悲しむことはない。


母の寝息を聞きながら部屋を後にした。


痛む傷に気付かないフリをした。