最後の願い




「ごめん、ごめんね、莉緒」



そして、母は気が済むまで私を殴ると

今度は抱き締めてこうやって謝ってくる。

母自身、駄目だと分かっていても

歯止めが効かないらしい。

傷だらけの私を抱き締める母は酷く滑稽だ


自分で、傷付けたくせに謝るなんて卑怯だ


謝られたら、どうする事も出来ないと


分かっていてそうするのだから。


私の頬には母の涙が落ちてくる。