最後の願い



後ろから聞こえるカナの言葉に

頷く事もせずに部屋を出た。

私が頑張らないと、誰が頑張るの。

美緒があんなんなのに、頑張れなんて

言えるはずがないじゃない。

だから、私は頑張るしかないの。


美緒の泣き声は下に降りても聞こえてくる


多分、もうじき泣き疲れて眠るだろう。

カナの横で安心しきった様に。


笑顔で。



美緒の笑顔だけが唯一の癒しだった。