最後の願い



椎葉の娘の私と美緒。

小さい頃から厳しい躾を受けていた。

でも、文句なんて言わずに我慢した。

椎葉に産まれたからには仕方がない事だと

小さいながらも私は諦めていた。


それでも、美緒は違った。


「お稽古なんてしたくないっ!」


思ったことを素直に言う子だった。


「黙りなさい!」


それを叱る母から

私は一生懸命に美緒を守った。