最後の願い



どんだけ揺すっても、びくともしない。

俺の手には真っ赤なリオの血。

アイツ…美緒と同じ血なはずだけど、

美緒より何倍も美しい。

リオを苦しめるのはいつだって美緒。

それでも、美緒を守るのが使命だ

と言うようにリオは死んでいこうとする。

俺を置いていくな。

ヤシマは楽し気に笑っていた。


「リオちゃん、死んだかな~?

せっかく舞台用意したのにな~

失敗した~」



翔に殴られたはずが、

もう起き上がっていた。