最後の願い



「黙れ。黙れ。お前は私が殺す」


私は拳を握って、ヤシマに近付く。

私が先に殺せば、またあの過去は闇の中だ

これで、平和が戻ってくる。

闇へ葬ることが平和じゃないとしても、

そうする事でしか

私達は生きていけないのだから。

傷を舐め合う事なんて出来ない。


だって、傷付いたのは私より美緒だから。

所詮、私が何を言ったとこで

美緒の気休めにもならない。




「も~、うるさいな。少し黙って」