最後の願い



「美緒ちゃん、か~くほっ。

役者は揃ったよ~、リオちゃん」


ヤシマはこの時を狙っていたんだ。

物音がしなくなれば、必然的に上にいる

美緒からすれば終わったと思う。

だから、無防備に部屋から出てくる。

そこを、狙っていた。

夜に潜む狼のように

静かに獲物を狙っていた。


こうなる事、何故私は分からなかった?


自分の情けなさに腹が立った。


手下によって引っ張られる美緒は