最後の願い



「んじゃ、美緒の方でもいいぜ~?」


心臓がより激しく鳴り出す。

私の代わりに美緒が…傷付く?


そんな事させない。

私は拳をキツく握り締めた。

震えが伝わらないように。

ギュッと、爪が食い込むくらい。

フードを深く被り直し、私は立った。

戦場へと歩を進めた。

そこは殺伐としていて、行き苦しい。

それでも、私は歩を進めた。