* 「ねーお母さん。」 「なあに?」 「今日ね、何だか変な声を聞いたの」 「変な声って?」 お母さんは洗濯物をたたみながら 首を傾け、頭の上に疑問符を浮かべる。 私はソファーの上に横たわりながら 「それがねー子供の声でも無く、大人の声でも 無い、不思議な声。辺りを見回したけど 誰も居なかったんだよ」 という。 するとお母さんは微笑する。 お母さんは疲れてるんじゃない? 早く寝たら? とだけ言って 洗濯物をタンスの中に入れた。