見上げた空は青かった

結愛は未来の左腕を掴んだ。


「離せっ!!」


未来は右手で結愛に筆箱を投げつけた。


結愛は自然と手を離す。


教室が重い沈黙で包まれた。


結愛は頬に手を当てながら涙を流し始めた。


「結愛!!」


玲奈が結愛のところに向かう。


他の女の子も結愛のところに集まった。


結愛の頬のところが少し切れて血が出ていた。


他人を身体的に傷つけるなんて思わなかった。


未来に対する想いは微塵も残らず消え去った。


わたしは未来が結愛へした行為が赦せなくなり、とうとう教室の中へ入ってしまった。