見上げた空は青かった

なんて返せばいいか分からなかった。


ここですらわたしは未来を悪者にして自分を正当化した。


『わたしも賛成ってことで。人を傷付けるのは許さないから』


「ありがとう。花菜はいいやつだね」


わたしはいいやつなんかじゃない。


ホントは叫びたかった。


でも未来の裏を知る度に、未来への疑念、不満は大きくなっていった。


ただ、本来ならせめてここは否定した方がよかったのかもしれない。


適当な返事をしたことにひどく後悔した。


あんなに青かった空は雲に覆われていた。


「明日さ、昼休みに2階のトイレに来てくれる?」


『いいよ。わかった。』