見上げた空は青かった

でもわたしは言えない。


思ったことを言えず、自分の保身にばかり走った。


わたしはズルくて、卑怯な人間だ。



『関わらない方がいいよ。触らぬ神に祟りなしっていうし』


わたしは少しでも未来と関わらないようにしてほしかった。


それがわたしにできるせめてものこと。


そう思ったけど。


そんなわたしの願いが届くはずもなく…


「でもさ、結愛ならやられたらやり返す。その苦しみをあのコに分からせてやるよ」


「あたしも賛成。確かに花菜のいうことは一理ある。でも未来が玲奈になにするかわからない」


「自分を守るには、敵に優しくしてはいけない。わたしは怖い。未来があんな怖い人だとは思わなかったから。わたしも那奈たちの意見につく。」