見上げた空は青かった

わたしだけが、おかしくなってしまっていたのか。


抑えきれない滴はわたしの頬を濡らしていった。


『ごめん……なさい………』


「もういいさ」


『ホントに…ごめんなさい』


「…あ……」


なんて言ったの?


『今なんて…?』


わたしは涙を拭って阿藤を見た。


涙が邪魔してぼんやりしていた視界がやっとハッキリしてきた。