見上げた空は青かった

『そこは……分かりません。でも書いてないです』


「んー、君がそこまで言うなら信じよう」


『ホントですか!?』


「ただ、君はいじめのことは知っているんだろう?」


『い、いや、いじめがあるということは知ってます。だけど具体的なことは分かりません』


「そうか。ごめんな、大事な時間をとってしまって」


『いえいえ、じゃあこれで失礼します。…あれ!?鍵閉まってる!!』


「御倉さん演技うまいね。女優になれるんじゃないかってくらい。でも俺の目は騙せないよ?」


『え、それどういう意味ですか?』


「これからゆっくり説明してやろう」


すると阿藤はわたしの腕を引っ張ってきた。


わたしの体は壁に打ち付けられた。