見上げた空は青かった

「失礼します」


「あ、来ましたね。どうですか?最近は」


「やっぱりヒドいです。ホント、ヒドすぎます」


最初からあいつの名前は出せない。


怪しまれないしなければ。


「ねぇ、そろそろ名前も出していい頃じゃない?」


「でも!前は親友だったから…」


ここで涙でも流せば大人なんか簡単に騙せる。


「泣かないで未来さん。でも、それじゃ何も解決にならないよ」


落ち着けわたし。


ここで何とか花菜の話に持っていけば全てうまくいく。


「……グスッ…花菜……花菜さんです……グスッ…」


「花菜さん?同じ中学の?」