キス、のち涙。

「行くよ、綾羽。」

「え?!」




長谷川君に腕を強く引っ張られて、私と祥吾は引き裂かれた。



「は、離してよ、長谷川君・・・・・・!!!」

「・・・・・・。」

「しょ、祥吾・・・・・・!」

「・・・・・・。」





二人は黙ったままで、私は病院の外に出された・・・・・・。