ガチャ


「ただいま〜」


玄関から由梨お姉ちゃんの声がした。


「「おかえり〜」」


みんなで玄関までお出迎えに行く。


「あら、郁斗君来てたんだ〜。菜々保とお勉強?」


「はい、そのつもりだったんですけど…ご飯までお邪魔しても大丈夫ですか?」


「もちろん!…それより、なんだかとってもいい匂い…。これは…ハンバーグ?でもいつもと違うような…」


さすが由梨お姉ちゃん。


嗅覚まで鋭い。