ワケあり恋愛事情⁉︎

うん、できる。


私ならできる。


みんながついてくれてる。


私は郁斗の手から竹刀を受け取った。


「やる…やれる!行こう、郁斗!」


「おう!」


それを合図に私たちはドアに向かって走り出した。


もちろん私たちを捕らえようとSPの人達も向かってくる。


「やーーー!」


大きく振りかぶった竹刀を振り下ろそうとした時…。


「おやめなさい!」


どこからか、その場の全員が圧倒されるような、強く凛々しい声が聞こえた。


その声を聞いて、SPの人達が全員その場を離れる。


すると、その奥から1人の…おばさん?がメイド長と執事長を引き連れて歩いてきた。


あまりの急展開に、唖然とする私達。


タッタッタッタ…


「お嬢様、ご無事ですか?」


「雨宮…。私は大丈夫、それよりあの人は…?」


「大奥様でございます。お嬢様のお婆様にあたられるお方です。ご当主も頭の上がらないお方で…」


「お、お婆様⁉︎」


私のおばあちゃん…には見えないくらい綺麗。