次の日から私はみんなの質問攻めでかなり疲れた。


いや、質問攻めだったのは昨日も同じだったかも…。


なんとかバレたくないし、必死に嘘をついてたのに、愛甲君が本当のことをなんでも言っちゃうんだからたまったもんじゃない。


私の嘘は全部バレて、結局また質問攻め。


だけど私にとってはそんなことどうだってよかった。


大事なのは海未がどう思ってるかってこと。


まだ海未とちゃんと話せてない。


周りの野次馬が多すぎて。


早く謝らなくちゃいけないのはわかってる。


私は重大な隠し事してたんだから。


本当なら自分の口から言いたかった。


こんな形で知られるなんて…。


郁斗にも不本意な形で知られたし、バチが当たったのかも。


それにフィアンセなんて…私はまだ郁斗のことが好きなのに…。


お爺様、勝手すぎるよ…。