ワケあり恋愛事情⁉︎

「菜々保は…我が綾瀬財閥の令嬢なのだ。一般人ではない。今回のことも、綾瀬財閥の令嬢である菜々保を狙ってのことなのだ」



「………は?そんな、菜々が財閥の令嬢⁉︎そんな話、信じられません。な?菜々、お前がそんな令嬢なわけないよな?」


「………………」


私は郁斗の問いに答えられず、目も合わせられなくて、ただうつむくばかりだった。


「菜々…?」


「ごめん…郁斗」


私の目から涙が落ちる。


「そういうわけだ。申し訳ないが、菜々保との交際は認められん。それでよいな?菜々保」


「はい、お爺様…」