「俺を誰だと思ってる?郁斗様だぞ?勉強と部活と恋愛の両立くらい楽勝だって!」


「…プッ…何それ!」


「…その笑顔だよ…」


そういって頭を撫でてくれる。


そっか…。


郁斗は私を元気付けるために…。


「うん…ありがと」


私も微笑み返して目を瞑る。