コンコンッ


「お嬢様、準備が整いました」


「はーい…じゃなくて、わかったわ。すぐに行きます…あ」


返事を「わかったわ」にしただけで他の話し方まで変わってきた。


鏡でチェックしながら身なりを整えてさっきのホールへ。


私が個室から出てくると、何人かの執事・メイドが私の方を振り向いた。


気にしていないふりをしているけど、チラチラ視線を感じて恥ずかしい。


なにせ、今の私は素足かなり出してるんだから。