ガチャ…。


屋上への扉を開けると、2人はすでにお弁当を広げて待っていた。


「菜々、早く食べようぜ!」


「ここ!空けてるよ!」


「うん」


私達は三角形を作るようにして座った。


私も2人と同じようにお弁当を広げる。


「菜々…でかくねぇか?」


「まって、でかいってレベルじゃないよ。…菜々保、何をしたの…?」


想像していた通りの反応。


「お、叔母さんが作ってくれたの。お姉ちゃんの足が心配だから、しばらく私達の面倒見てくれるって…。そしたら張り切りすぎちゃって…」