海未は私が来ていることに気がつくと、友達との話を切り上げて私のところへ来てくれた。


「菜々保、どうしたの?」


「あの…さ、今日一緒にご飯食べないかな…と思って…」


私の言葉に一瞬キョトンとした海未。


だけど、すぐにニコッと笑って…。


「もっちろん!郁斗君も一緒なの?」


「そう」


「わかった!菜々保達、いつも屋上で食べてるよね?先に行ってて!追いかけるから!」


「わかった」