「雨宮」


「はい」


お爺様が名前を呼ぶと、整列をしていた執事やメイドさんの中から、4番目に並んでいたメイドさんが出てきた。


「菜々保の専属メイドをしなさい。後は頼んだぞ」


「かしこまりました、旦那様」


「高峰、天野、お前達も由梨と花音を頼むぞ」


「「かしこまりました」」


2、3番目に並んでいた人が答えた。


その返事を聞くと、お爺様はどこかへ行ってしまった。


それと同時に1、4番目に並んでいたメイドさん、そしてメイドさんとは向かい側に並んでいた1番目の執事さんも私のところへ来た。


2、3番目のメイドさんもお姉ちゃん達のところへ向かっている。