「どう?似合ってるでしょ〜!」


自慢げにいう花音お姉ちゃん。


「私はあんまり慣れなくて、恥ずかしいんだけど…」


横に流している髪を触りながら恥ずかしいそうに顔を赤らめる由梨お姉ちゃん。


だけど私は2人のドレスなんてどうでもいい。


重要なのは、なんで2人がそんな格好をしているのかってこと。


「あのさ…何してるわけ?」


「何って…そりゃあ…なんだろ」


一瞬考えて、由梨お姉ちゃんの方を向く。


「もう、花音。菜々保は状況がわからないんだからちゃんと説明しなくちゃ」