ワケあり恋愛事情⁉︎

私達が近づくと、黒いスーツの人達はなんだかざわざわし始めた。


「あの…私の家に何か御用ですか?」


私は1番玄関の扉近くにいた人に話しかける。


すると、横から違う男の人が割って入ってきた。


「すみませんが、綾瀬 菜々保様でいらっしゃいますね?」


私の名前を知っている…?


「…私に何か?」


「あなたをお連れするよう言われておりますので…。ご一緒願えますでしょうか」


こう言われてついて行くのは幼稚園児とバカくらいだ。