「へ?そう?」


私が海未の腕を引いたから、それにつられて海未も止まる。


普通に考えて、こんな性格の私がいきなりそんなことしたら引くでしょ。


熱でも出たのか?って心配されるわ!


「このくらいしないと郁斗君に気持ちは伝わらない…よ?…どうしたの?」


私の様子がおかしいことに気がついた海未。


おかしいと言うか、全く話しを聞いてないかったからだと思う。