「この中からどれでも選んで!」


部室に着くなり、さっそく道着や袴を並べられた。


その中から、自分に合いそうなのを選んで着る。


懐かしい感覚。


「綾瀬さんってさ〜、郁斗君のこと別に好きじゃないでしょ」


「……え?」


郁斗がいなくなって急に黒木さんの態度が変わった。


本性が出たってところかな。