ここは

"俺の女"

とか言ってくれるのかな?

なんて呑気に考えているあたしもおかしい。
玲音がいると安心なんだ。


「おじさんたち飢えてるの?早く出てけよ。校長呼ぶぞ?警察も。」

「チッ。ほら、行くぞ。」


━バサッ。
あたしは一気に安心してその場に落ちた。
やっぱ、"俺の女"とは言ってくれなかった。

ちょっと恋愛小説とか見てて憧れだったんだよね(笑)

あたし何期待してるんだろ…。
玲音のこと好きでもないのに。ズキ…。

あ…まただ…これ。なんだろう、。


「あ、ありがとぅ…。」

「ん。」


すごく怖かった。
でも今は玲音がいるから安心。