「な、夏木。やっぱ離れてよ…」


「あれ?律、照れちゃった?」



そう言ってにこにこ笑う夏木を私はグイと押しやった。




「わー。照れてる律、かーわいー。」


そんな声が聞こえたかと思うと











ーチュッ



そんなリップ音がして

唇にあたたかい感触が触れて離れた。




目の前には夏木の笑顔。



「え…ちょっ…!な、夏木!?」



動揺する私になにー?とにこにこ笑顔の夏木。


「か、かわいいくせに!かまってくんのくせに!!」







私がそういうがはやいか


ひやり、とした硬いものが背中に触れる