「ジュリエット。今、君の許へ。。」
悶々と考えている俺の横で、清水、じゃなくてロミオは俺の額にキス(するフリ)をした後、一気に毒をあおった。同時に俺は目覚めて、起き上がる。
「ロミオ様??」
「!?ジュリエット!」
「あぁ、来て下さったのね。牧師様のおっしゃった通りだわ。」
「ジュリエット、、よかった。生きて、、」
無邪気に喜ぶジュリエットの腕の中へ、ロミオは突然、倒れ込む。そしてそのまま息を引き取った。
「どうしたの?ロミオ様。これは、、毒!何故?どうして?」
ここからは俺のターンだ。できるだけ女らしく動揺して見せた後、今度は意地汚く瓶を逆さにしたり、小口の瓶の中に指を突っ込んでは舐めたりする。下品なジュリエットに観客は失笑する。


