「波瑠だよ。僕の名前は井ノ上波瑠だよ。」

「波瑠ちゃんだね!よろしくね。波瑠ちゃん」

波瑠ちゃんなら、桃音を任せられる。

「蓮ちゃん!あのね、ももちゃんは!」

「わかってるよ、桃音はあたしのだーいすきな友達だから。」

にっこり笑って言えば、波瑠ちゃんは

戸惑う…やっぱり困るかな?

「任せて!桃ちゃんは僕が守るよ!」

ふふ。桃音、あなたを大切にしてくれる人は、ここにいたね。

大丈夫だよ、もう。1人じゃないね。

過去に縛られないで。

波瑠ちゃんに任せて。過去を恐れないで。

ばいばい…