恋歌side



あーぁ、飛び出して来ちゃった。桃音、泣いてるか緋衣愛にキレてるな。

泣いてなきゃいいけど。

''pullpull''

《もしもーし、そろそろ来ると思ったよー♪れーんか!》

「あら、心外ね?ちょっと問題おこしただけよ?」

緋色とケー番は交換してあったからねぇ~

まぁ、知ってるんだよ。

《そうなの?なんかあったの?》

「えぇ、少しね。そうそう、緋衣愛に会ったわ。紅蓮の姫やってたわよ?」

しゃべり方ちょっとちがうでしょ?

これが本来のあたしのしゃべり方。

《やってた?過去形なのね。紅蓮ねぇ、世界NO、1のところでしょう?》

「そうよ、過去形。桃音がやめさせたわ。あの子はキレたら怖いのよ。あたしでも止められないわ。」

そう、桃音はキレたらとっても怖いよ。

やばいよ、あれわ。

《ふふふ♪ざまぁって感じねっ♪桃音に感謝ね!》

「そうね、相変わらず怖いわ。それに、十分緋色あなたも怖いわよ?」