あたしは教室でぼーっとしながらそんなことを考えてた。




教室の中はもう学園祭ムードでいっぱいだ。



あたしはというと、そんなムードのみんなを見てるだけ。



ヘアアレンジやメイクをして可愛くなっている女子。


男子もいつもより髪をセットしてたりする。



まぁ、あたしはなにもしてないけどね!






「立花さん.....!!!!」



そう叫びながら走ってきたのは学級委員長の笹原さん。



「どうしたの?」

「あ、あのね.....お願いがあって....」



笹原さんは走ってきたから、息が上がっている。



お願いってなんだろう...



「あたしにできることならなんでも言って?」

「ありがとう....!あのね、








白雪姫の役、やってくれない....?」