「しゅう……、あたしやめる」 「ん?」 「あたし……しゅうと付き合うのやめる。 もう…傍にいないで」 乾ききったしゅうの瞳に。 壊れた心に。 あたしの声は、もう届かない。 あの中学時代にはもう戻れないんだ。 「ばいばい、しゅう」 「は、そんなん俺が許さねぇから」 ぐいっと腕を引っ張られて、しゅうに押し倒される。 「しゅ」 「俺がこんなんなったの、かすみのせいだろ?」