しゅうはすぐ違う女の子のところに行く。 ただあたしはそれを眺めるだけ。 「ねーぇ、かすみ?」 唯が頬をツン、としてきた。 むっとして睨む。 「わぁ。怖い怖い」 「何?」 「いいの?浮気なんてさせてさ」 「いいの。」 ずばっと言い切ると、唯が机に突っ伏した。 あたしがつまらない子だから悪いの。 しゅうは何も悪くない。 分かりきっているんだから、もういいや。