なつみも席を立って、しゅうと2人きりになる。 「しゅう、そっち終わった?」 「んー。後ホッチキスで止めるやつは...6枚か」 「あと少しだね。 あたしももう終わるから手伝うよ」 「かすみ、顔赤くね?」 「へ?」 しゅうがあたしの隣に座ると、額に手が触れる。 「あつ...やっぱ熱あるじゃねぇか」 「ほ、ほんと?」 その時扉が開いて、なつみが缶を3つ持っていた。 「さ、差し入れ...かすみちゃん、顔赤いから」 差し出されたのは、ホットレモン。