唯は苦笑を浮かべた。 「愛されすぎて、かすみ可哀想に思えるわ...」 「あれ、唯。 隼人はどこ行っちゃったの?」 「さっきまでいたんだけどなぁ。 あ、お兄ちゃんといる! かすみ行こうっ」 「はいはい」 隼人の隣にいた、唯のお兄さん。 結構イカついなぁ...。 「あ、唯」 「お兄ちゃん、卒業したんだね。 隼人と何話してたの?」 何でかお兄さんは悪そうな笑みを見せてきた。 「何もしてねェけど?」