「あれ、唯。 何であたしだけ、リボン…」 「細かいこと気にしないの!」 裾がやけに短いというか…。 頭にこんなでかいリボンつける意味あるかなぁ――。 「ふふふ…、かすみだけ特別な衣装にさせてよかったわ。 知り合いに洋服店の人いてよかった」 「つくづく唯は恐ろしいな。」 「隼人!でもこれで先輩も」 「無理だと思うけど。」 「え、」 「ほら、先輩。かすみに構ってられるほど、楽な人じゃない。」 「オンナに囲まれてるですって……!? あれは許せないわ! あ、かすみ着替えた?」