唯と体育館へ、こっそり向かった。 「ていうか、もう生徒会の時間、過ぎそうね」 「話しすぎたね…」 「まぁ大丈夫よ。作戦通り…いや、なんでもない」 「?」 唯も怪しいけど。 皆戻ってきてくれてよかった―。 後6日って、毎日呪文のように唱えていた、日々から解放される。 「さぁ、かすみ!行ってらっしゃい!」 「待って…、何で裏口? 普通は...」 「いいから!!」 唯に押されて、扉を開けると――。 先輩が演説しようと、舞台の上に居た。